sun and moon

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red sign*〜flower vase〜 (書き下ろし^^)

►2008/07/04 00:59 

【TSUKUSHI red sign*】









扉を開けた向こう側。






あれほど鮮やかだったオレンジが 星空と入れ替わるように




静かに身を潜めてしまった。












夜空を 美しく彩る星たち。








昨日の空と 同じだなんて信じられないほど クリアーに見える。










左の薬指には2年越しのプラチナ。







それが控えめだと気づいたのは 指輪交換のときだった。







あたしの性格をよーく把握してくれてたんだなって・・・思わず感心しちゃったよ。









照れくさそうに、「絶対外すんじゃねーぞ?」とあたしの手を取った新郎。








美作さんに「逆、逆!そっちは右手だ」って つっこまれて






「うっせーなっ!分かってんだよっ!」と 逆ギレ。









こんなに緊張した新郎を見たのは初めてだったかも。










思わずふきだしそうになったけど、それを堪えて 左手を差し出した あたし。










やがてスッと、何の迷いもなくそれが おさまると 





新郎はホッとしたのか 「これからも ヨロシクな」とあたしの薬指にキスをした。





















そして・・・








無事に?式を終えて これから新郎の別荘に行くことになった。









滋さんたちは パーティーの準備とかで あたしたちよりも早く教会を出ているから




もうそろそろ到着してる頃だと思う。










ハチャメチャな式だったけど、どんな豪華な結婚式よりも




心温まる素晴らしいものだった。









あたしの”人生劇場トップ3”に入っちゃうんじゃないかってぐらいに。

(もちろんNOー1は あいつと出逢ったこと)















用意されたリムジンに乗り込んでから しばらく経ったけど 





隣の新郎は  さっきから ぷぅっとふくれている。










やっぱり アランの ”あの一言”が原因なのかな?








それとも あたしが もたもたしていたせい?












その理由が 分からなくて とりあえず ほとぼり冷めるまで





放っておくことにした。










・・・触らぬ神に祟りなし・・・















『なぁ』












『えっ?』











夜空を見つめていたあたしに 突然声をかけてきた新郎。








声はやっぱり不機嫌そう。







っていうか、拗ねてるような。















『なんで?』











『え・・・っと・・・何・・・が?』












眉をひそめ 腕組み。






その姿はまさに ”俺様”。












『なんで 着替えてんだよ』












『へっ?』











『へっ?じゃねーよ。




すげードレス似合ってたのに、着替えてくることねーだろ?』










///似合ってたのに・・・って///










・・・ぷっ・・・










あんたが怒ってたのは・・・「そこ」だったの?


















『だって これからパーティーでしょ?




汚したくなかったんだもん』













『ったく。





そもそも パーティーなんて あいつらだけでやればいいんだよ』















『あのね。





みんなが あたしたちのために祝ってくれるって言うのよ?





しかも結婚式まで用意してくれて。




感謝しないとバチが当たるわよ』











『ふんっ』











隣で ブツブツ文句を言っている新郎は 結局2年前と全然変わっていない。







むしろ 子供っぽくなっているような・・・









けど・・・









安心した。









あたしが好きになった そのままの姿でいてくれたから。













『ねぇ、それより。






さっきから 気になってたんだけど・・・』














『あ?』













『手に持ってるの、それ何?』











薄っぺらなカードを指摘すると 新郎はハッとしたように




慌ててそれをポケットにしまった。












『///こっ、これは・・・その、つまり・・・アレだよ///』













『アレ?





アレって・・・何?』













『///だからアレだよ、アレ///』












『だから、何なの?って訊いてるの、こっちが。






それに何で赤くなってんのよ?』














『///なってねーよっ///』
















『あぁ!わかった!




西門さんが言ってたアレ?』










そういえば、式が終わったときに言われたんだった。











『///そっ、総二郎が もう言っちまったのかよっ?///』












『うん、お楽しみカード渡しておいたって』













『///おっ、お楽しみカード!?






って・・・







まっ、まぁ・・・ある意味 お楽しみ・・だけどよ。





でも おまえその意味わかってんのかよ?///』











『えっ?』













『///なっ、なんでもねーよ///』











・・・何で、声が裏返ってんのよ?・・・









・・・変な、道明寺・・・


























【TSUKASA red sign*】









しかし、今日は慌しかったな。







めまぐるしく 一気に2年分を取り返したような気がする。









まさか 式まで挙げるとは思わなかったしな。









あのアランっていうヤツには すっげームカついたけど・・・









でも こうして 牧野が隣にいるだけで すげー幸せだ。







癒されるし、満たされる。









昨夜・・・









もとい。










朝方までヤケ酒してたのが嘘みたいだぜ。









今 まさに幸せの絶頂。










けど、 やっぱり湧き上がるのが「独占欲」。











せっかく総二郎たちに ”アレ”をもらったのに 何で別荘でパーティーなんだよ?







・・・滋、もう少し気ィ遣えよなっ!!!(Max怒)・・・

















『つくしちゃ〜ん!おめでとぉぉぉ^^』











ドアを開けた瞬間 中から聞き覚えのある声が。











『えっ・えっ・えっ・・・おっ、おね・・・』












『今日というこの日を ず〜っと お姉さん待ってたのよぉ〜^^






バカで、サイテーで、わがままで、自己中な弟だけど どうぞヨロシクね^^』














それが姉が言う言葉かよっ(怒)。












『誰が、自己中なんだよっ』












『あんたよ、あ・ん・た。






他に誰がいるっていうのよ?』












『くぅぅぅ』













『お姉さん、これからも どうぞ宜しくお願いします』











『もちろんよ、つくしちゃん^^






さぁ、どうぞ 中に入って。みんなお待ちかねよ^^』












・・・つーか、何でねーちゃんが牧野を連れて行くんだよ?・・・









・・・俺の牧野なんだからなっ!・・・








・・・しかも 今日から俺のつ・・・つ・・・つ・・・まなんだからなっ・・・
















ソファに深く腰を下ろし、今も尚 牧野を独占し続ける姉。











牧野を挟むようにして・・・












何故か・・・滋。










・・・何なんだよ?おまえら!!!・・・










・・・女同士いちゃつきやがってっ!!!・・・













『司、あんた何むくれてんのよ?







そんなところ 立ってないで 座ったら?』














・・・っせーなっ!・・・
















『何なら 滋ちゃんの隣へどーぞ^^』












誰が隣に座るかってーのっ!






ふつー、おまえが遠慮すんだろ、滋。















『あ、そうそう。





ここに来る前に お母様のところへ立ち寄ったのよ』













『ババアんとこ?』















『重要な会議に穴をあけたって かなりご立腹だったわよ?』












『あっ、そ』














俺にとって 会議など無意味だったからな。






今日という日は二度と戻ってこねーんだよ。














『でもね・・・






ホッとなさってたわ』















『?』















『あんたとつくしちゃんのこと。





お母様、ああ見えて つくしちゃんのこと かなり気に入ってるみたいね』














『俺の見る目があったってことは ようやく証明されたってわけだ』
















『ひとりの女を捉まえられないようじゃ





道明寺家の後継者が務まるわけがないとも仰ってたわ』















『なっ、なんだよ、それ』















『私もそう思ってたし』

















『チッ』














『近いうちに ご挨拶なさいね。




お父様も つくしちゃんに会えるのを楽しみにしてたわよ』















『おぉ、言われなくても そうするわ』













『もう これで肩の荷が下りたわよ。





何年、ハラハラさせられたことか。






この2年は特にね』
















・・・そこ強調すんなってーの!・・・











まぁ、確かに ねーちゃんにも迷惑かけたし。






誰よりも俺達の幸せをずっと願ってくれたから。






ねーちゃんのためにも牧野を幸せにしなくちゃな。

















『そーだ、忘れるところだった。





つくしちゃんに たくさんお土産が持ってきたのよ。







隣の部屋に運ばせておいたから 






これから着るドレスでも選びましょうよ^^』











『あ・・・え・・・あ、はい』











俺をチラッと見ながら 曖昧な返事をする牧野。













『そんなの 後でいーだろ?












・・・って、おまえら無視かよっ!』













俺のことなど 全然お構いナシの姉・椿。








最大の理解者であり、最大のライバル。












『司、ねーちゃんに随分強気だけどさ・・・』













『何だよ、あきら』













『早く逃げた方がいいんじゃねーの?』














・・・はっ?・・・













『何で、俺様が逃げなくちゃなんねーんだよ?







第一、ここは俺んちだぜ?意味わかんねーし』
















『胸に手を当てて よーく思い出してみ?』















『はぁ?





何で胸に手を当てなくちゃなんねーんだよ』















『キャーッ!!!!!!』













『なっ、なんだ?今の悲鳴はよ』














『ねーちゃんじゃないの?』
















『うぉっ、いつのまに隣に居たんだよ、類』















『俺も逃げた方がいいと思うよ、司くん』














・・・総二郎、おまえまで・・・













『だから、おまえら何が言いたいんだよ?






俺に逃げる理由なんて ひとつもねーんだよ』


















『昨日』















『昨日?





それがどーしたっていうんだよ?、類』

















『割っちゃったんだよね』
















『割っちゃったって 何をだよ?』














何が言いたいのか さっぱり わかんねーよ。











何なんだよ?割っちゃったって・・・














割っちゃった・・・












割っちゃった・・・












割っちゃったって・・・














・・・・・サァァァァァ・・・・・
























『つかさっ! あんたでしょぉぉぉ!!!!!!』























くそぉぉぉ!!!!!!!!







もっと早く 言えよな、おまえらっ!







遠まわしの カーブじゃ わかんねーんだよ!









やっぱり何事にもストレートじゃなきゃな?










これからも ずっと 直球勝負で行くぜ?牧野。









全力でおまえを守り、そして愛していくからな。










もう絶対 その手を離さねーから 覚悟しろよ。











そして・・・









たとえ 今夜 カードキーが使えないとしても。 










これから 二年分の愛を じっくりと味あわせてやるよ。









いや、それ以上かな。









俺たちには たくさんの夜が 待ってんだからさ。






















*この後、俺が半殺しになったのは言うまでもない。












つづく・・・?







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☆あとがき☆



書き下ろしました、やっと。

一気に書いたので 何だかもの足りなさを感じておりますが・・・

こんな程度でしか書けないしゃお☆しゃおをお許しくださいませ^^;

誤字脱字・変なトコ 直す予定・・・ありです。多分^^;

red sign TSUKASA side2を読んでいただければ この番外編に繋がりますよ。


ショック・・・ショックなことがありました。

ケータイを・・・

洗濯機で洗っちゃいましたΣ( ̄Д ̄lll)・・・・

アドレスなんて どーでもなりますが・・・

画像が・・・

動画が・・・

ハァ・・・

気絶もんです(´Д`|||) アウ〜








テーマ : 二次創作 - ジャンル : 小説・文学

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*7月4日: red sign*〜flower vase〜(書き下ろし^^)

ヾ(о-ω・)ノ⌒★ おはなしについて・・・

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